【五歳の話】


 

映画監督の三宅隆太さんが、著書の中で「5歳の頃を思い出してみる」という考え方を紹介されていました。

 

小学校に入る前の、幼稚園の頃の「自分」に戻ってみる。

 

小学校、中学校、高校と進んでいく中でつちかわれた、

 

「人と違うことをするのはダメ」とか、

「こうしなさい」とか、

「こうあるべき」とか、

 

言われ続けて身についた後付けの思考。

 

その「思考の殻」が、無かった頃の自分に戻ってみる。

 

5歳の頃の、幼稚園のヒヨコ組だった頃のアプローチに戻してみる。

 

小・中・高校の記憶を一度シャットアウトして、思ったことや、気づいたことを、そのまま口にしたり、行動に置き換えてみる。

 

これが「5歳の頃を思い出してみる」という考え方だそうです。

 

三宅監督自身、5歳の頃の「ありのまま」の思考に戻ることで、自分に正直になり、仕事が途切れず、うまく回るようになったそうです。

 

合わない人は離れていって、合う人との出会いが増える。

 

それまで無理して付き合っていた人との繋がりが断ち切れて楽になり、新しい関係が生まれる機会も多くなって、

 

楽しいと感じる時間が増えたそうです。

 

 

『性〇説の話』で、「良いとか、悪いとか、そういうものに振り回されない、赤ちゃんのような心を持って日々を過ごしていただけたら」と、書きました。

 

究極に目指すべきは、やはり「赤ちゃんの清浄心」です。

 

しかし、「まずは7歳」「まずは5歳」と、段階を踏んで戻っていくのも悪くないのではと考えます。

 

人間は成長するにつれ、さまざまな経験を得て、「」を作り、殻の中に閉じこもっていきます。

 

もちろん、成長して社会性を身につけることは大切です。

 

しかし、必要もないのに身についてしまっている、いらない「思考の殻」も、あるのではないでしょうか?

 

その殻を破る訓練をしましょう。

 

心を軽く、楽にいきましょう。

 

 

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参考文献

スクリプトドクターのプレゼンテーション術

スモール出版 (2017/10/27)

三宅隆太(著)

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